小児科看護師の夜勤帯の仕事内容を解説!一日の流れや業務で大変なこととは

小児科看護師の夜勤どんなところが大変?のイメージ

小児科看護師の夜勤事情について気になる方も多いでしょう。小児科病棟では、子どもの患者さんの夜間のケアや観察、急変対応などのために看護師の夜勤が必要です。

この記事では、小児科看護師が夜勤で行う仕事内容や1日の流れを解説します。小児科における夜勤が大変だといわれやすい理由や、向いている人の特徴にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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小児科看護師が夜勤で行う4つの仕事内容

小児科病棟で働く看護師は、夜勤を担うケースもあります。小児科病棟の夜勤業務は、入院しているのは新生児から15歳くらいの子どもたちのため、患者さんの発達に合わせたケアが夜間も必要です。

1.排泄・清潔ケア

小児科病棟の患者さんは、年齢も発達レベルもさまざまな子どもたちです。おむつをしている患者さんには、定期的におむつ替えをします。トイレで排泄ができる患者さんでも、幼い場合はトイレへの誘導や付き添いが必要です。
また、清拭や着替え、歯磨きといった清潔ケアも行います。身の回りのことは、患者さんの状態や発達に応じてサポートします。

2.食事介助・授乳

患者さんの発達段階によっては、食事の際も全面的・部分的な介助が必要になります。食事の時間に保護者が面会に来ていれば、食事介助の協力を依頼するようです。離乳が完了していない乳児の場合は、看護師がミルクの授乳を行うこともあります。

3.睡眠導入の援助・心理的なケア

子どもの患者さんがスムーズに睡眠できるよう心理面でサポートするのも、小児科看護師の夜勤時の仕事の1つです。面会時間が終わって保護者が帰宅して寂しくなったり、就寝前になると不安になってしまったりする子どももいます。夜間に一度起きてしまい泣くことも。
小児科の看護師は、コミュニケーションや触れ合いを通して、子どもが安心して夜を過ごせるように支援します。病院によっては、病棟保育士や臨床心理士が配置されていることもあるため、連携も大切です。

4.緊急入院の対応

小児科病棟では、救急外来を受診・もしくは搬送されてきた患者さんが、夜間に緊急入院することもあります。その際は、夜勤を担当している看護師が分担して対応にあたることに。夜間はスタッフの数が少ないなかで入院対応を行うため、状況によっては慌ただしくなるかもしれません。

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小児科看護師の夜勤における1日の流れ

この項では、小児科で働く看護師の夜勤の日のスケジュールを交替制ごとに紹介します。小児科病棟における夜勤のイメージをつかむ参考にしてみてください。

2交替制の夜勤の場合

以下は、2交替制の場合の、小児科看護師の夜勤の流れです。2交替制の場合、夜勤は16時間勤務で休憩は2時間程度が基本となります。

時間仕事内容
16:30・出勤・日勤の看護師から引継ぎを受ける・情報収集
16:40・夕方のラウンド
17:30・夕食の配膳、介助・授乳(保護者が面会中の場合は依頼)
18:30・下膳、口腔ケア・トイレ誘導、おむつ交換
19:00・入眠のサポート
20:00・面会時間終了・夜間のラウンド、順次消灯
21:00~夜間・完全消灯・定期的に巡回・ナースコール対応・交代で休憩(2時間程度)
翌7:00・朝のラウンド・排泄援助・医師が行う採血のサポート
翌7:30・朝食の配膳、介助・授乳
翌8:30・下膳・記録、事務作業・日勤の看護師へ申し送り
翌9:00・退勤

2交替制を採用している場合、夜勤の日の休憩時間は、完全消灯後に交代で2時間程度という職場が多いようです。ただし、急変対応や緊急入院があれば、充分な休憩が取れないケースもあります。

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3交替制の準夜勤の場合

3交替制の場合、夜勤は「準夜勤」と「深夜勤」に分かれます。以下は、3交替制で準夜勤の小児科看護師のスケジュールです。準夜勤は、16:30~翌1:00までの勤務(休憩1時間)の場合で想定。

時間仕事内容
16:30・準夜勤の看護師が出勤・日勤の看護師から引継ぎを受ける
16:40・夕方のラウンド
17:30・夕食の配膳、介助・授乳(保護者が面会中の場合は依頼)
18:30・下膳、口腔ケア・トイレ誘導、おむつ交換
19:00・入眠のサポート
20:00・面会時間終了・夜間のラウンド、順次消灯・交代で休憩(1時間)
21:00~夜間・完全消灯・定期的に巡回・ナースコール対応
翌0:30・深夜勤の看護師へ申し送り・記録、事務作業
翌1:00・退勤

小児科病棟は幼い子どもが入院しているため、深夜に泣いてしまったり、トイレに起きてしまったりすることも。また、異変を自分で知らせることができない場合もあるので、深夜の巡回で患者さんの様子を確認することが特に重要になります。

3交替制の深夜勤の場合

以下は、3交替制で深夜勤(翌0:30~9:00まで休憩1時間)の小児科看護師のスケジュールです。深夜勤の日の看護師は、深夜(0時ごろ)に出勤して準夜勤の看護師と交代します。

翌0:30・出勤・準夜勤の看護師から引継ぎを受ける
翌1:00・定期的に巡回・ナースコール対応
翌4:00・休憩(1時間)
翌7:00・朝のラウンド・排泄援助・医師が行う採血のサポート
翌7:30・朝食の配膳、介助・授乳
翌8:30・下膳・記録、事務作業
翌9:00・退勤

深夜勤の看護師は、深夜から翌朝にかけての勤務のため、休憩は朝方に取るのが基本のようです。患者さんが起きてくるまでの時間に、朝食を兼ねて休憩します。

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小児科看護師が夜勤で働くうえで大変なこと

厚生労働省「令和5年(2023)患者調査の概況・結果の概要・推計患者数(5p)」によると、小児科の対象となる0~14歳の入院患者数は近年右肩下がりで、小児病棟の患者数は減少傾向です。その一方で、小児科病棟における夜勤看護師の負担は大きいといわれています。この項では、小児科看護師が夜勤で働くうえで大変なことについて触れていきます。

夜間は人手が不足する

小児の患者さんは、成人よりも夜間のサポートや対応が必要です。「小児患者に要する看護時間と適正人員配置に関する研究」(伊藤 龍子)によると、小児病棟の患者さん1人あたりの看護業務時間数は成人病棟の6.5倍で、朝から夜まで大きく減ることがないといいます。
小児科では夜間も看護業務にかかる時間が減らない一方で、夜勤帯は日中の半分以下の人数で業務を行うため、人手は不足するでしょう。この点が、小児科病棟における看護師の負担が大きいことに繋がっています。

幅広い疾患・病態の患者さんを対応する

小児科病棟には、幅広い疾患・病態の患者さんが入院します。そのため、小児科看護師は、夜間に緊急入院の対応もあれば、急変の対応を行うことも。また、24時間の全身管理が必要な小児患者さんも入院しているため、こまめなバイタルチェックも重要です。
先述したように、小児病棟は成人病棟よりも夜間の看護負担が大きくなりやすいといえます。とはいえ、入院患者数や病棟のスタッフ配置数によっても、看護師1人当たりの負担感は異なるかもしれません。

出典
厚生労働省「令和5年(2023)患者調査の概況・結果の概要・推計患者数」2023年10月(2025年7月24日参照)
伊藤 龍子「小児患者に要する看護時間と適正人員配置に関する研究」『小児保健研究』第66巻第6号(2007年11月)

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小児科病棟で夜勤ありの働き方に向いている人の特徴

レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)で看護師さんに向けて行った「小児科ならではのやりがいは?」というアンケートでは、以下のような回答が寄せられました。

  • 小児専門病院に勤務してます!子どもやパパママ達からのありがとうはとってもパワーになります
  • 親御さんと一緒に成長を見守れること。できるようになったことを一緒に喜べるのは特権!

小児科で働く看護師は、子どもたちと関わり成長を見守れることや、保護者から感謝されることでやりがいを感じているようです。小児科で夜勤をすると、夜間を病院で過ごす子どもたちに寄り添う経験もできます。
以下は、小児科で夜勤ありの働き方をするのに向いている看護師の特徴を紹介しますので、参考にしてみてください。

夜間の子どもたちに寄り添いたい

小児科で夜勤に入ることで、日中とは異なる子どもたちの様子を知ることができ、小児看護の経験を積めます。夜は、子どもが不安になったり、自分で異変に気が付いて訴えにくくなったりすることも。そのため、夜勤看護師の気づきが重要になります。
特に長期入院の小児患者さんに取っては、看護師は信頼し安心できる存在であることが大切です。夜間もコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築けるでしょう。

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体力に自信がある

小児科勤務を希望しており、体力に自信がある看護師は夜勤ありの働き方に向いているといえます。先述したように、小児病棟の夜勤帯は人手が足りない傾向にあります。入院患者数や看護スタッフの人員体制にもよりますが、看護師の負担感は大きいでしょう。夜間に不測の対応が必要になれば、休憩が満足に取れない日もあります。

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夜勤手当で給与もアップさせたい

夜勤をすると、給与に夜勤手当がプラスされます。そのため、夜勤ありの働き方にすれば、スキルアップに加えて給与アップも望めるでしょう。夜勤手当の支給額は職場によって異なるため、確認が必要です。
また、小児科では夜間も人員が必要なため、夜勤ができる人材は歓迎され、転職に有利に働くかもしれません。

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小児科看護師に夜勤ありで転職する場合のポイント

この項では、夜勤ありの働き方で小児科に転職を考えている方に押さえてほしいポイントをご紹介します。

夜勤の勤務形態について確認する

転職先で夜勤ありの働き方を検討している看護師さんは、まず職場の勤務形態を確認してみてください。夜勤ありで働く場合、「2交替制か3交替制か」というシフト形態が勤務時間や休日の入り方に影響します。どちらもメリット・デメリットがあるため、生活スタイルに合う働き方を選択しましょう。
また、病棟で夜勤を何人の看護師で担当しているかもチェックするのがおすすめです。急な欠勤者が出た場合の対応に関わってきます。

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転職エージェントで希望条件に合う求人を探してもらう

小児科に転職を考えている方は、看護師に特化した転職エージェントに相談するのも手です。希望するシフト形態や夜勤の働き方をふまえて、条件に合う求人を探してもらえます。
応募したい求人が見つかったら、応募書類の添削や面接練習といった選考対策のサポートが受けられる場合も。より効率的に自分にマッチする職場に転職を叶えられることに繋がります。

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小児科看護師の夜勤に関するよくある質問

ここでは、小児科看護師の夜勤に関する疑問に対して、Q&A形式でお答えします。

小児科看護師の夜勤は一般病棟よりきついですか?

大変さはそれぞれありますが、小児病棟は夜間の業務負担が一般病棟よりも重めです。子どものケアをするため、業務がスケジュールのとおりに進まないことも。また、小児科では幅広い疾患に対応するため、急変の可能性があり、スタッフの頭数が必要な場面で人員の不足を感じるかもしれません。詳しくは、記事内「小児科看護師が夜勤で働くうえで大変なこと」をご覧ください。

小児科看護師の夜勤あるあるは?

小児科看護師の夜勤では、幼い子どもの患者さんならではの内容で鳴るナースコールが「あるある」だといいます。眠れなくて「お腹をトントンして欲しい」、夜に起きて寂しくなってしまって「おうちに帰りたい」「ママは?」とナースコールする子もいるようです。小児科に興味がある看護師は「小児科病棟あるある~病気と向き合う子どもたちのために~」も参考にしてみてください。

まとめ

病棟で働く小児科看護師には、夜勤を担当する人もいます。小児科病棟に入院しているのは、新生児から15歳くらいまでの子どもたちです。夜勤を担当する看護師は、子どもの状態や発達レベルに合わせて、食事や排泄といった身の回りのケアを行います。家族と離れて入院生活を送る子どもたちは夜間に不安になってしまうこともあるため、メンタルケアを行うのも夜勤時の小児科看護師の役割の1つです。小児科の夜勤帯は成人病棟よりも看護負担が重いといわれているため、一定の体力が必要といえます。シフト形態によっても夜勤の負担感は異なりますので、ライフプランに合った働き方を選択しましょう。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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