
訪問看護に興味がある看護師には、「転職に失敗するのが怖い…」という人もいるでしょう。訪問看護の転職を失敗と感じる理由には、仕事内容のギャップやオンコール当番の負担などが挙げられます。この記事では、訪問看護の転職を失敗だと感じる理由や対処法を解説。失敗を防ぐ求人選びのポイントやチェックリストもまとめました。訪問看護以外の職場や働き方も紹介していますので参考にしてみてください。
訪問看護への転職を失敗したと感じる理由には、仕事内容にギャップを感じたり、オンコール当番時の心身の負担が大きかったりする点が挙げられます。ここでは、訪問看護の転職を失敗だと感じる理由を詳しく解説します。
時間の制約や事務作業の多さなど、求職時の想像と実際の仕事内容にギャップを感じ、転職を失敗だと感じる可能性があります。一般的に、訪問看護は30~60分の限られた時間内で1日に4~5件実施します。移動時間や急なスケジュール変更などで時間に追われ、利用者さまと深く関われないと感じるかもしれません。訪問看護は、訪問先でケアを提供する以外にも、以下のような細かな業務もあります。
訪問看護計画書、訪問看護報告書などの報告書を記録する事務作業もあるので、思い描いていた仕事内容とのギャップを感じるかもしれません。
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オンコール対応が、想像以上に負担だったと感じる看護師もいるでしょう。オンコール待機の日は、利用者さまからの電話を常に気にしておかなくてはならない状況。十分な休息が取れないと、疲労が蓄積しやすいといえます。オンコール待機回数が多いと、以下のように生活への制限が生じます。
事業所内で自身の対応件数が多い場合は、より不満が生まれやすいでしょう。
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1人での対応や判断による責任の重さも、「訪問看護の転職を失敗した」と感じる理由です。訪問看護師は利用者さまの生活の様子を見ながら、基本的に1人でケアします。職場によっては電話やチャットで上司へ相談できますが、先輩看護師や医師が近くにいない心細さを感じることも。ケアマネジャーや介護職員などがいても、医療従事者は訪問看護師1人であることが多く、経験に自信がない看護師はプレッシャーが大きいかもしれません。
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求人情報の記載内容が、実際の勤務条件と異なる場合も転職を失敗だと感じる理由の一つです。「残業はほとんどないと書かれていたのに、時間外労働が多かった」「インセンティブ制度があっても達成の条件が厳しくて報酬を思ったより得られない」など、入職してみないと実態が分からないものもあります。「要相談」と記載がある項目も求人票ですべて事前に知るのが難しいので、転職時は求人情報だけを鵜呑みにするのではなく、口コミや評判も確認しておくと安心です。
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管理者やスタッフと相性が良くないことも、「訪問看護の転職に失敗した」と感じる理由になるでしょう。少人数の職場では、職場の雰囲気や管理者との関係が人間関係に影響を与えます。訪問看護ステーションは病院よりも少人数の職場が比較的多いので、人間関係が固定化されやすいといえます。
訪問看護師は単独行動が多いといっても、事業者に戻ればスタッフと顔を合わせなければならないので、相性によっては辞めたい気持ちが出てくるかもしれません。訪問看護は単独で行う仕事柄、1人で悩みを抱え込みやすいもの。上司や管理者との相性が良くないと、困ったときに相談するのを躊躇してしまう場合も。
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訪問看護の転職に失敗したと感じる理由として、教育体制の不十分さも挙げられます。訪問看護は介護保険制度や訪問看護のルールなど学ぶことが幅広い仕事。しかし、人手が足りない事業所や小規模の職場では、計画的な新人教育を行う余裕がない場合も。
先輩の訪問に何回か同行させてもらっただけで、そのあとのフォロー体制がない場合もあるかもしれません。経験の浅い看護師にとっては、「スキルのチェックリストがない」「明確なフィードバックをもらえない」といった環境では自分自身の成長を実感できず、早期離職につながる可能性があります。
「訪問看護が合わない」「転職に失敗した」と感じる人のなかには、移動が体力的に負担になっている場合もあるでしょう。訪問看護の仕事は、車やバイク、自転車などで訪問先に向かいます。真夏や冬場の移動では、暑さ・寒さや、外と室外の気温差に耐える必要があり、想像以上に大変だと感じる人もいるでしょう。悪天候時は足元が悪く、移動に時間がかかるなど、体力的な負担が大きいといえます。
訪問件数や利用者数のノルマに辛さを感じ、訪問看護の転職に失敗したと感じる人もいるかもしれません。訪問看護は、職場によって、訪問件数や新規利用者の獲得件数の目標があります。人によっては、ノルマ達成へのプレッシャーから、転職を後悔する理由になるでしょう。
ここでは、訪問看護の転職に失敗したと感じた際の対処法として、「上司や先輩に解決方法を相談する」「現在の職場に転職した目的と達成度を比べる」などをご紹介します。
上司や先輩などに相談すると、解決策やアドバイスをもらえるかもしれません。伝える際は以下のように時系列に沿って説明し、「感情論ではなく事実を伝える」「難しい理由や対応策の例も添える」を心がけましょう。
転職直後で人間関係ができていない場合など、相談しにくい場合は、転職エージェントなどに相談するのも手です。内容が事業所内に漏れる心配もなく、打開策をもらえる可能性があります。
現在の訪問看護ステーションを選んだ決め手になった理由を思い返し、今の職場で得られるメリットと転職後に後悔している理由を比較してみてください。家庭との両立できる勤務条件や給料額など、転職時の目標を達成できているか紙に書きだして、現在の達成度を再評価しましょう。転職前と転職後に達成度のギャップがある項目は、達成度が低い原因を探って改善案を考えるのがポイントです。その際、以下のように原因を環境要因と行動要因に分けて記載しましょう。
ただし、仕事内容が合わないなどの悩みは、判断するまでに時間がかかるため、転職せずに少し様子を見るのも手です。
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悩みや問題が解決できそうにない場合は、別の訪問看護ステーションへの転職も選択肢に入れて良いかもしれません。勤務条件や人間関係など環境が原因の場合、自分自身での改善が難しいケースがあるためです。新たに自分に合う職場を見つけて経験を積むことが、長期的に見ると良い結果になることも。厚生労働省の「訪問看護(P9)」によると、訪問看護の事業所数は2022年で1万件を超えています。訪問看護師は一定の需要があるといえるので、転職でほかの事業所の求人募集も見つけやすいでしょう。
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転職の事前準備で重要なのは、訪問看護師の仕事への理解と応募先の情報収集です。自分に適性があるかどうかの判断材料を揃えるためにも、求職時に丁寧な情報収集を行いましょう。ここでは、訪問看護の求人選びのポイントを解説します。
まずは、応募先の情報収集をして、訪問看護の仕事のイメージをつかみましょう。以下のように、仕事内容や訪問看護の仕事の求人傾向をよく理解しておくと、転職後のミスマッチを防げます。
こういった求人傾向を把握しておくと、求められている看護師像が分かるため、履歴書や面接対策にも役立ちます。なお、24時間体制の事業所では、オンコール当番を採用している職場が多いでしょう。
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WebサイトやSNSで情報を集め、複数の求人を比較しながら応募先を選びましょう。希望条件に優先順位をつけておくと、候補が複数挙がった場合に、より応募先を絞りやすくなります。以下のような項目に沿って、比較するのがおすすめです。
未経験から訪問看護を始めるケースでは、個人で1人の利用者さまを担当する「受け持ち制」より、複数の訪問看護師で担当する「チーム制」の看護方式のほうが安心感が強いでしょう。個人宅への訪問に抵抗を感じる人は、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居する方の居室を訪問する「施設内訪問看護」も選択肢に入れてみるのも手です。
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求人募集の応募前に、体験訪問や見学できるかを聞き、可能であれば職場見学をしておきましょう。同行訪問で1日の流れや移動時間、距離、記録方法などが合うか確認しておくのもおすすめです。職場の雰囲気や人間関係、実際の訪問の様子に加え、以下の項目を確認しましょう。
体験入職をしておくと熱意も伝わりやすく、内定に有利に働く可能性もあるかもしれません。
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記録や移動の時間の平均など、ある程度は求職時の面接で質問できるかもしれません。とはいえ、給料や休日の詳細など面接で聞きにくいことは、転職エージェントや転職サイトなどの外部機関も有効に活用しましょう。転職エージェントは、費用がかからないことがほとんどなので気軽に登録可能です。求人検索や選考対策なども、キャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
ここでは、「訪問看護の転職で失敗しないために確認したい項目」をチェックリストとしてまとめました。訪問看護の転職に不安を感じる人はぜひ、ご活用ください。
訪問件数のノルマや1日の流れは、以下に沿って確認しましょう。
ノルマが厳しい場合、訪問件数が業務の負担になることもあります。1日のモデルスケジュールを確認できると、どのように件数のスケジュールを組むのかイメージしやすくなるでしょう。
オンコール当番の頻度や対応時間については、以下の項目を確認しておくのがおすすめです。
オンコールは職場の人数によって、求人票に記載の回数よりも担当回数が増えるケースもあります。対応の頻度や時間は生活リズムに影響するので、体力的に無理がないかを判断するためにも確認しておきましょう。オンコール当番日は休日扱いにならないことも多いので、代休制度についても確認しておくと安心です。
同行訪問や研修などの教育制度で確認しておきたいのは、以下の項目です。
「何ヶ月程度で独り立ちを目指す」といった年間の計画があるか、外部研修の費用補助があるかなどを確認しておきましょう。長期的なキャリアの満足度には、学び続けられる環境選びも大切です。
訪問先への移動手段や訪問エリアは、以下のとおりです。
自転車・バイク・車いずれの手段を使うのか」「車は社用車か自家用車か」なども確認しておきましょう。訪問先は近隣エリア、または広範囲にわたるのかも調べておくと、勤務後のミスマッチにつながります。
給与の内訳や福利厚生の詳細は、以下のとおりです。
年収はどういった条件や手当で変動するのか、昇給・賞与の額、交通費の有無を調べましょう。社会保険などの福利厚生が整っているかも確認しておくのをおすすめします。
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「別の訪問看護ステーションに転職して、また失敗したらどうしよう…」と不安を抱える人もいるでしょう。ここでは、訪問看護への転職に迷う看護師向けに、訪問看護以外のおすすめの職場をご紹介します。
訪問診療看護師とは、在宅療養する方の自宅に医師が訪問して診療するときのサポートを行う仕事です。1日の流れは訪問看護師と似ていますが、常に医師が同行するため、判断に迷ったときなどは非常に心強いでしょう。在宅看護に携わり続けたい看護師に、おすすめの働き方です。
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有料老人ホームも、訪問看護以外の転職先としておすすめです。有料老人ホームの種類にもよりますが、自立した方も多く、健康管理がメイン業務となります。医療スキルに自信のない看護師でも、比較的働きやすいでしょう。
看護師は日中のみで、夜間はオンコール対応を取っているケースが多いですが、「オンコール代行」を導入している介護施設もあるようです。看護師の対応が必要なときにのみ連絡がくる仕組みになっているため、オンコール対応へのプレッシャーは少し軽減するかもしれません。
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病床を持たないクリニックであれば、夜勤なしで働けます。オンコールなどもないため、プライベートとのオンオフの切り替えもしやすいです。また、診療時間中は医師が在籍しているため、判断へのプレッシャーも訪問看護師と比べると少ないかもしれません。
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仕事内容や待遇なども職種によってそれぞれですが、企業の看護師として活躍できる職場もいくつかあります。会社員の健康管理をメインに行う「産業看護師」や治験業務のサポートを行う「治験コーディネーター」、医療機器メーカーに勤める「フィールドナース」など。採用への難易度はやや高めですが、好待遇の求人も多いため、求職時の条件が合えば挑戦してみるのも良いでしょう。
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ここでは、レバウェル看護で訪問看護師に転職した方の例をご紹介します。
総合病院の過酷な勤務で体調を崩し、一度臨床から離れたYさん。無理のない範囲で働ける訪問看護ステーションで、10年間勤務されてきました。Yさんは、細かな気遣いで利用者さまからの満足度も高かったようです。しかし、ここ最近オンコールがどんどん増え、今まで休みが取れていた日曜・祝日も勤務を入れられるように。休日明けでも疲れが抜けず、「また体調を崩してしまうのでは…」と不安になり、レバウェル看護へ相談くださいました。
訪問看護を続けたいという希望をお持ちでしたが、同等の給与を出せる事業所がなかなか見つかりません。キャリアアドバイザーは、いくつもの事業所をまわり続け「近くの病院併設の訪問看護ステーションが増員予定」という情報を入手します。
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ここでは、訪問看護師の転職に失敗したと感じる人によくある質問を、Q&A形式でお答えしていきます。
一般的には、長く続かないなどのマイナスなイメージを持たれるため、短期離職は不利になるとされています。しかし、求職時に提示されていた勤務条件が異なっていたなどの理由であれば、さほど内定に影響しないケースもあります。求職中で早期離職での転職に不安がある看護師は「看護師が短期退職すると転職に不利?職場が合わなかったときの対処法とは」の記事もご覧いただき、対応方法をチェックしてみてください。
訪問看護を辞める理由の本音は、この記事の「訪問看護の転職を失敗だと感じる8つの理由」以外にもいくつか挙げられるでしょう。たとえば、「利用者さんとの相性が良くなかった」「ご家族の要望が多くて対応に困った」といった本音もあるでしょう。「自己判断による訪問先の環境整備で、利用者さまとの関係が悪化してしまった」「ケアマネジャーや介護職員との連携不足で業務を進めにくかった」といった理由もあるかもしれません。
訪問看護師に向いているのは、「利用者さまの生活に寄り添ったケア」「利用者さまやご家族との積極的なコミュニケーション」に惹かれる人でしょう。「多職種との連携が苦にならない」「夜勤のない働き方がしたい」などの人も適性があります。訪問看護師が自分に向いているかどうか、事前に確認してから転職を判断するのも失敗の防止につながるでしょう。詳しくは「訪問看護の仕事内容をチェック!どんな人が向いている?」もご覧ください。
訪問看護ステーションへの転職に後悔している理由は「仕事内容にギャップを感じた」「オンコール当番の負担が大きかった」「1人での対応や判断へのプレッシャーが辛い」などがあります。転職に失敗したと感じた際の対処法には、「上司や先輩に解決方法を相談する」「現在の職場に転職した目的と達成度を比べる」「別の訪問看護ステーションへの転職を検討する」があります。
転職の失敗を防ぐには、訪問看護の仕事内容や求人の特徴を理解し、複数の求人を比較することが大切です。訪問看護の転職を後悔しないために、訪問件数のノルマや1日の流れ、オンコール当番の頻度や対応時間といった項目も確認しておきましょう。可能であれば、事前に職場見学をしたり、転職サイト・エージェントで仕事の実態を確認したりしておくのも、ミスマッチ防止につながります。
なお、転職先を訪問看護師だけに限定しない場合は、訪問診療看護師や有料老人ホームの看護師など、別の選択肢もあるので検討してみてください。
とはいえ、「自分に合う求人なのか客観的に判断できない」「また転職に失敗したらどうしよう」といった不安もあるかもしれません。そうした際は、「レバウェル看護」にご相談ください。転職後のミスマッチを防ぐために、キャリアアドバイザーが詳細な情報提供や職場見学をご提案します。
「レバウェル看護」では、ヒアリングを基に、訪問看護を含めた求人のアドバイスを行うのはもちろん、履歴書・職務経歴書や面接対策もサポート。求人の取得は、LINEやメールで好きなときに進められますので、この機会にぜひご活用ください。
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