



桜の季節がやってきた。
そして、新人時代の自分を思い出す。
春、希望で胸がいっぱいだった私は、
入職2ヶ月も経つころには看護師を辞めることばかり考えていた。
毎日が必死で、辞めることすら他人に迷惑をかけるのではないかと、
ずっともがいていた。
辞めずに続けていくうちに、たくさんの経験や人間関係など、大切なものも増えた。
けど、もし私があのときの自分に会えるなら何て声をかけるだろうーーー
「選択肢は、もっと自分が思っているよりずっと多かったんだよ。」と、背中を撫でてあげたい。
毎日が必死で、視野も狭くなって、周りがどんどん見えなくなっていた私。
もし今ある場所で続けるにしても、「選択肢はたくさんあるんだ」ということを伝えたい。
今、居る場所だけが全てじゃないんだよ。
そのまま進んだって、別の道を探したって、立ち止まったって、休んだっていいんだよ。そう伝えたい。
自分を大事にしてね。
サクラサク。
素敵な春が来ますように。
中山有香里
【『看護師メシ』バックナンバー】
『看護師メシ』vol.1 ~年末年始の「すき焼き」~
『看護師メシ』vol.2 ~夜勤明けの「ラーメン」~
『看護師メシ』vol.3 ~休憩室を襲う「カップ焼きそば」~
『看護師メシ』vol.4 ~特別感がある「パン屋さんのパン」~
『看護師メシ』vol.5 ~士気が上がる「ケーキ」~
『看護師メシ』vol.6 ~欲望のままに「コンビニ飯」~
『看護師メシ』vol.7 ~腹も心も満たす「実家飯」~
『看護師メシ』vol.8 ~何杯もいける「カレー」~
『看護師メシ』vol.9 ~同期と「アイスクリーム」~
『看護師メシ』vol.10 ~折れた心を癒やした「天津飯」~
『看護師メシ』vol.11 ~無言のコミュニケーション「隠しオヤツ」~
『看護師メシ』vol.12 ~後輩の差し入れ「アップルパイ」~
『看護師メシ』vol.13 ~職員食堂の人間模様と「カツ丼」~
『看護師メシ』vol.14 ~落ち込む新人時代と「炊き込みご飯」~
『看護師メシ』vol.15 ~かたくなな患者さんの「娘さんのお弁当」~
『看護師メシ』vol.16 ~パウンドケーキと看護師の母~
『看護師メシ』vol.17 ~患者さんと野菜~
『看護師メシ』vol.18 ~好きな仕事、配膳~
『看護師メシ』vol.19 ~真夜中のジュース会~
『看護師メシ』vol.20 ~心配な患者さんと肉じゃが~
『看護師メシ』vol.21 ~応援のみかん~
『看護師メシ』vol.22 ~夜勤中の朝ごはん~
『看護師メシ』vol.23 ~患者さんの外泊ごはん~
『看護師メシ』vol.24 ~カワイイお弁当と冷凍ポテト~
『看護師メシ』vol.25 ~きゅうりの苗と皇帝ダリア~
『看護師メシ』vol.26 ~自分で食べるということ~
『看護師メシ』vol.27 ~遅めの休憩のビーフシチュー~
『看護師メシ』vol.28 ~国試あとの夕食、おでん~
『看護師メシ』vol.29 ~風邪を引いた日の特別なメニュー~
『看護師メシ』vol.30 ~冷凍チキンライスのオムライス~
『看護師メシ』vol.31 ~配膳のあの用紙~
『看護師メシ』vol.32 ~疲れ切った日のお茶漬けパスタ~
『看護師メシ』vol.33 ~老人ホームのレクでの豪華特製御前~
『看護師メシ』vol.34 ~あの日のショートケーキ~
『看護師メシ』vol.35 ~柿の木とあの日の父と~
『看護師メシ』vol.36 ~母、茶碗に思う~
『看護師メシ』vol.37 ~冬とリンゴのコンポート~
『看護師メシ』vol.38 ~いつものみそ汁~
『看護師メシ』vol.39 ~野菜が食べたいときのポトフ~
【プロフィール】
中山有香里
看護師✕イラストレーター。著書に『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術『悲しいくらい人に聞けない看護技術』(メディカ出版)
中山有香里
看護師✕イラストレーター。著書に『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術『悲しいくらい人に聞けない看護技術』(メディカ出版)
Twitter:@musashi_0303
Instagram:@zurukan.yukari33
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