
みなさまいかがお過ごしでしょうか。新年2発目のコラムですが、年度末が近いのと個人的にも転職しようかなーと思っていることもあり、自戒を込めての転職にまつわるお話になります。
人材業界でいろいろな人を見てきた中で実感していること、結果を見て学んだことがありますので、今回はそんな転職についてお話をしていきたいと思います。
私も実は家庭と仕事、育児の中で思うところがあり、また子供が巣立つまでの自身のキャリアを考える出来事が去年の年末にあったので、転職という手段もありかもなーとなんとなく思ってたりします。
自分自身に言い聞かせる部分もありながら、「転職をする前に確認したい3つの心得」をまとめていきたいと思いますので、ぜひ読んでみてください。

転職するのには誰しも理由があると思いますが、精神的に追い詰められているときや、一刻も早く転職したいと考えている場合、「ここではないどこか」を転職の理由にして活動してしまいがちです。
ですが、そういう状態だと仮に転職したとしても、自分の希望と合わなかったり、蓋を開けてみると条件が悪かったり、そもそもいろいろと問題のあるブラックな職場だったりする可能性が高くなります。
自分が転職をするときに何を優先するのか?を明確にし、その優先順位をもとにブレずに転職活動をしていくことをおすすめします。
一例ですが、下記の中でどれを優先するのかという順位は決めておいたほうかいいです。
・キャリア
・お金
・働き方
・働く場所
・福利厚生 など
年度末だからと言いながら転職に関することを書いてますが、実はそういうのを意識せず、時期など関係なく転職活動期間は長くもったほうが絶対的にいいです。その3つの理由を説明していきます。
求人を眺めていると、「いつも求人が出ているところ」がよくわかってくるのですが、万年求人を出している先にはなんらかの理由があると考えて差し支えないです。
次の項目にも関連しますが、求人の本質の「欠員の補充」という意味から考えても、そういう転職先には理由があると思ったほうがよく、つまり警戒したほうが無難ということになります。
自分が事業者だった場合を考えてみると、求人を出すときは業務拡大のための「増員」または「オープニング」か「欠員補充」になると思います。
医療従事者で見ると、業務拡大(病床が突然増える)がそう頻繁に起こるはずもなく、「欠員補充」の意味合いが大きいこともわかると思います。
区切りがよく、年度末に退職・離職する人は確かに多いので、欠員補充としての求人が多いのは事実です。しかし、一年を通して退職や離職は起こるので、ターゲットを年度末だけに絞って転職活動をしなくてもいいと思います。
それよりも転職活動期間を長くとって、きちんと求人や会社を見極めていったほうが結果的にいいということになるでしょう。
転職活動期間を長くとる最大の理由はこれです。「早く職場を変えたい」「今の環境から抜け出したい」という気持ちが強すぎれば強すぎるほど、盲目的な決断をしがちです。
今の職場以外だったらどこでもいいということで、面接を受けて内定をもらう先というのは、万年求人を出している常に欠員がある職場の可能性は当然ですが自然と高くなります(実際そういうところは内定も出やすいです)。
転職をしたい気持ちから一歩引いて冷静に考える必要がありますし、今の職場でうまくいってないからこそ次を見極めるべきです。
万年欠員が出ている先に転職しても、また同じことを繰り返すだけの可能性を考える必要がありますので、心の余裕をもって転職活動をするべきです。

焦っているときの判断は誤りがちと書きましたが、心が不安定なときも判断を誤りがちです。やむを得ない事情もあって、退職した後に転職活動をする人もいると思いますが、次が決まっていない中での転職活動ほど不安定なことはありません。
お金の問題もあるでしょうし、社会に必要とされてないんじゃないか?と勝手に思ってしまうこともあるでしょう。面接に立て続けに落ちてしまったときの精神的な疲労もあるかもしれませんね。
そういう状態だと、結果的に「一番先に内定が出たところに転職」になります。そりゃそうですよね。生活やお金の問題もあるし、早く仕事しなくてはと思ってしまいますし、そうなるのは当然です。
ただ、そういうときにポッと内定が出る先というのは、繰り返しになりますが「内定が出やすい万年欠員状態」である可能性を否定できません。
ですので、精神衛生上、在職中に転職活動をすることをおすすめします。お金が入ってくる状態であれば、精神的な負担が退職してしまっている状態よりは軽いと思います。
以上が私の経験則で感じる転職時の心得ですが、その方の状況によって転職活動期間を長くとれないですとか、やむを得ず退職してから転職活動ということも大いにあると思います。
決してそういう状況を否定しているわけではなく、本質は「冷静に判断すること」です。焦って判断しないこと。これが、転職活動の負のスパイラルを避ける一番の対策です。
焦っていいことはありません。心の余裕を持って活動されることをおすすめいたします。それでは!
▼連載はバナーをTAP!【奥さんは看護師 バックナンバー】
vol.1 ~コロナウイルスの影響~
vol.2 ~同一労働同一賃金~
vol.3 ~失業時・育休時の給付制度~
vol.4 ~看護師業界のココを変えたい~
vol.5 ~看護師の夫としての心得~
vol.6 ~結婚相手に大切なこと~
vol.7 ~男の結婚へのマインド~
vol.8 ~我が家のお金の話~
vol.9 ~子育てのルール~
vol.10 ~看護師の家族としての心得~
vol.11 ~親になって感じたこと~
vol.12 ~看護師の人間関係と採用の話~
vol.13 ~子育てと時短制度~
vol.14 ~求人票の見方のポイント~
vol.15 ~共働き夫婦の実態~
vol.16 ~ブラックな職場にありがちなこと~
vol.17 ~共働き世帯の家計管理~
vol.18 ~年収の壁~
vol.19 ~夫婦喧嘩~
vol.20 ~お小遣い制について~
vol.21 ~教育費の実際~
vol.22 ~転職と従業員満足度~
vol.23 ~転職時のNGな考え方~
vol.24 ~環境の変化とコミュニティ~
vol.25 ~夫婦間の心構え~
vol.26 ~児童手当改正について~
vol.27 ~育児介護休業法改正について~
vol.28 ~奥さんが看護師で助かったこと~
vol.29 ~入院して実感した「看護師のココが大変」~
vol.30 ~最低賃金改定と看護職員賃上げ~
vol.31 ~社会保険の適用範囲拡大による影響~
vol.32 ~年末調整とふるさと納税~
vol.33 ~教育訓練給付制度~
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載