あなたの病院は!?最近の企業の「人への投資」最新パネル調査と今、企業が考えてること【奥さんは看護師vol.46】

2024年辰年も始まりまして、早くも12分の1が過ぎ去って行ったわけでありますが、早すぎませんか。

歳を重ねる度に時間が加速すると言われますが、私も年々実感しております。これはなぜでしょうかね?年を追うごとにネジが外れていくんでしょうか。知らんけど。

そんなことは置いといて、今日は最近の企業の考えや、動向についての調査結果が出てきてておもしろかったので、その中で独断と偏見で「なるほどなー。」と思ったトピックを共有したいと思います。看護師さんの職場選びの参考にもなると思うので、お時間ある人は是非見てみてください。

※調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

①最近、企業は採用のために「賃上げ」と「採用方法の多様化」を推進

見出しの通りではあるのですが、それぞれ内容を見てみたいと思います。

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「人への投資と企業戦略に関するパネル調査」によると、企業が人材確保のために重視している取り組みは大企業、中小企業で分かれているようで興味深いです。見てみましょう。

参照

独立行政法人労働政策研究・研修機構「人への投資と企業戦略に関するパネル調査」(2024年2月15日参照)

【大企業調査】人材確保のために重視している取り組み

1位:「新卒採用のチャネルの多様化」62.6%
2位:「中途採用のチャネルの多様化」60.2%
3位:「求人募集時の賃金を引き上げる」34.6%

【中小企業調査】人材確保のために重視している取り組み

1位:「求人募集時の賃金を引き上げる」47.2%
2位:「中途採用のチャネルの多様化」42.6%
3位:「求人募集時の賃金以外の労働条件を改善する」38.8%

要は、中小に比べて採用がまだ容易な大企業は採用方法を見直し、多様化を進めていて、逆に大企業よりも人が集まりにくい中小企業はより直接的な方法である賃上げで採用へアプローチしているというところでしょうか。

「お金」は大事です。金払いが悪いブラック企業なんて救えませんからね。金払いが悪い会社は採用がうまくいかないっていうのは従業員目線で良いことなのではないでしょうか。

②「人への投資」では企業は良い方向に舵取りを推進中

続いてはそんな企業が、従業員に対して何をしているか?どんな対策をしているか?(投資をしているか?)をみていきたいと思います。

【大企業調査】人材マネジメントに関して取り組ること

「長時間労働の防止」
「安全衛生対策の強化」
「ハラスメント対策」
「仕事と育児・介護・病気治療等との両立支援」
「定期的な面談とフィードバック」

【中小企業調査】人材マネジメントに関して取り組んでいること

「長時間労働の防止」
「安全衛生対策の強化」

雇用している人材への取り組みについては、大企業に比べて中小企業はまだ相対的に進んでいない一方で、共に「出来る範囲で雇用環境の整備」を進めている、といったところでしょうか。

皆さんの職場でも、実施されている取り組みはあったでしょうか?

これも当たり前ですけど、傾向としては至極真っ当な対応には一応なっているので、中小企業のこれからの頑張りに期待したいと思います。

③「従業員満足度(es)」の調査も少しずつ増加で良い傾向に


続いて、私の過去記事「環境を変えたい…」と思っているナースは要チェック!転職のために押さえておきたい“ES”とは」でも度々「従業員満足度(ES)」について触れておりますが、最近の企業はESをどう認識してるのか?という部分を見ていきましょう。

ESとは
Employee Satisfactionの略で、従業員満足度のこと。働きがいや福利厚生、職場環境への満足度を示す指標。

【従業員の満足度やワークエンゲージメントに関する調査】

  • 中小企業では約3割実施
  • 大企業では約5割実施

中小企業では近年になって調査の導入が進んでいており、従業員満足度を気にし始めている。大企業でも5割が定期調査をしている、という結果になりました。

中小・零細企業の体力的に自己調査→社内環境整備のフロー化は難しい部分もあるのかなと思う一方で、ぜひ今後とも積極的に推進してもらいたいですね。

  • なぜ人が集まらないのか?
  • なぜ定着せず辞めてしまうのか?

こう言った問いの答えは、常に相場が決まっていて「職場がクソだから(意訳)」です。

どこがクソなのか?という問題はさまざまあるにせよ、自社での調査と問題が出た部分へのアプローチは、今後の事業継続においても必要なことなので、ぜひもっともっといろいろな企業で従業員満足度調査をしてもらいたいと思います。

まとめ

今回の調査に対する私の感想は「ダメな会社に就職するな」を徹底してもらって、ダメな会社は「人材」でどんどん困ってもらって、

①原因を自社で探して改善するか
②最終的に潰れるか

の2択を迫った方が世のためなのかもと思った次第です。

なのでまとめとしては、看護師さんも「転職する際は良い会社(職場)へ」を徹底してもらって、ダメな会社(職場)の延命に加担しないようにしましょうということで終わりたいと思います。

それではご機嫌よう。ハルオ

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【奥さんは看護師 バックナンバー】
vol.1 ~コロナウイルスの影響~
vol.2 ~同一労働同一賃金~
vol.3 ~失業時・育休時の給付制度~
vol.4 ~看護師業界のココを変えたい~
vol.5 ~看護師の夫としての心得~
vol.6 ~結婚相手に大切なこと~
vol.7 ~男の結婚へのマインド~
vol.8 ~我が家のお金の話~
vol.9 ~子育てのルール~
vol.10 ~看護師の家族としての心得~
vol.11 ~親になって感じたこと~
vol.12 ~看護師の人間関係と採用の話~
vol.13 ~子育てと時短制度~
vol.14 ~求人票の見方のポイント~
vol.15 ~共働き夫婦の実態~
vol.16 ~ブラックな職場にありがちなこと~
vol.17 ~共働き世帯の家計管理~
vol.18 ~年収の壁~
vol.19 ~夫婦喧嘩~
vol.20 ~お小遣い制について~
vol.21 ~教育費の実際~
vol.22 ~転職と従業員満足度~
vol.23 ~転職時のNGな考え方~
vol.24 ~環境の変化とコミュニティ~
vol.25 ~夫婦間の心構え~
vol.26 ~児童手当改正について~
vol.27 ~育児介護休業法改正について~
vol.28 ~奥さんが看護師で助かったこと~
vol.29 ~入院して実感した「看護師のココが大変」~
vol.30 ~最低賃金改定と看護職員賃上げ~
vol.31 ~社会保険の適用範囲拡大による影響~
vol.32 ~年末調整とふるさと納税~
vol.33 ~教育訓練給付制度~
vol.34 ~転職時の3つの心得~
vol.35 ~雇用保険のいろいろ~
vol.36 ~令和版・新卒の生き残り方~
vol.37 ~こども家庭庁とは~
vol.38 ~看護師の強み3選~
vol.39 ~年収の壁・2023年最新版~
vol.40 ~夫が育休を取って感じたこと~
vol.41 ~専門職は強い!ブランクOKで高時給な看護師~
vol.42 ~「年収の壁」が2023年10月から変わる?!~
vol.43 ~【実録】実際に男が育休を取ってみたときのお金の話~
vol.44 ~【2023年振り返り】2人育児と男性の育休|ありがとう卯年!こんにちは辰年~
vol.45~パート・派遣看護師は要確認!2024年に変わる制度って!?

 
プロフィール

ライター:ハルオ
看護師を妻に持つサラリーマン。
看護師×サラリーマン夫婦の実態やサラリーマン目線で見る看護師・看護師業界について発信している。
ブログ:奥さんは看護師.com
Twitter:@Haru_Ltd

イラストレーター:gaamiii
Instagram:@gaa_miii

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