
看護師ならだれもが経験する「申し送り」。
看護師の登竜門的な業務のひとつ。
自分が申し送る側になって失敗することもあるけど、申し送られる側として困ることも多々ありますね。
この記事ではわたしが申し送られる側として、「ちょっと、これは直して!」って思う場面をまとめてみました。
わたしの病院はね、申し送りはだいたい20分~30分くらい。平均的にそれくらいで終わる量なんだけどね、とても話が長い人が一人いて。その人の申し送りは、申し送るというより「演説」っていう言葉のほうが近いんじゃないかってくらい話が長いのよ。一回申し送りの長さを測定したんだけど、だいたい他の看護師の倍くらいで1時間前後かかってたんだよね。最後のほうが集中力なくなってみんな聞いてない。

いや、わたしたちは今から怒涛の一日を過ごす身だから、簡潔にわたしたちが今日すべきことにフォーカスした情報だけくれたらいいのよって言いたいんだけど、先輩だったらそうそう言えないこととかある。
ほんで話が長いと要点がわかりずらくて、「で、結局なにが言いたいの?」ってなることがよくあるの。
申し送りは簡潔に。
短くて要点がまとまった申し送りは、聞く側も聞きやすいよね。
これはね、もともとの体質や個性もあるからなんとも言えないんだけど、モニターコールやナースコールで騒がしいナースステーション、小さい声の申し送りはどうしても聞こえないことがある。
「え?今なんていったの?」ってなるけど、何度も聞き返すのも申し訳ない。でも、どんなに努力してもそもそも聞こえない。いや、でも申し送りは聞き逃してはいけない。
頼むから、大きい声で送ってくれ!!

ちなみに声が小さくて困るのは申し送りだけじゃなくて、医者の口頭指示も困ることがよくあります。「え、先生なんていいました?」的なシーン。よくあるよね。はっきり言えよ!みたいな。そんで聞き返したら機嫌悪くなったりして。
情報伝達が大事な医療現場で、情報や指示がうまく伝わらないのはある意味危険よね。伝えるって簡単なようでむずかしいなと思います。
ときどき、自分の勤務でやるべき仕事を次の勤務に丸投げする人とかいます。手術の準備や入院の処理等、病院によってどの勤務帯がどんな仕事をするっていうルールはあると思うんだけど、そのルールがあってもわざと仕事を丸投げするひとがいるんですよ。「あ、これやっといてー」みたいな。いや、やってから帰れよ、みたいな。新人とかなら仕方ないなって思うけど、まぁまぁなベテランが早く帰りたいがゆえに、次の勤務の看護師に自分の仕事を丸投げするやつ。「お、お、おい!」ってなるよね。

なんかねぇ、早く帰りたい気持ちはすごくわかるんですよ。ゆとりのある日なら、ちょっとぐらい何か業務が残っていても「やっとくよ」って気持ちも生まれるんだけどさ、怖いくらい忙しい日にそういうことをされたら椅子投げそうになるよね。
自分の時間帯で自分がすべきことはやってから申し送る。
これは交代勤務でみんなが気持ちよく働くうえで、すごく鉄則な意識だなって思います。
申し送りは「伝える」ことが一番大事だから、短くまとまっていることがすごく大事だよね。そしてそれを伝える環境(聞きやすい声の大きさとか、ワークシートの内容や記録のわかりやすさとか)も大事。申し送りの伝達ミスで事故って結構起こったりするからねぇ。
わたしはどうしても漏れてほしくない送り事項は、別紙に書いてまとめて次の勤務のひとに渡したりしていました。言った言ってない、聞いた聞いてないの事故を防ぐために。ちゃんと伝えたよ、っていう証拠にもなるからさ。
以上、「こんな申し送りはやめてください」と言いたい話でした。
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〈イラスト:Kaoll〉
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